2009年10月08日

昼光利用

昼光利用とは、建物内に光を有効に取り入れることにより、

照明エネルギーの削減を図るものです。


昼光の利用は、冬期においては日射の取得にもなり、

温熱環境にもよい影響を与えますが、

夏期においては温熱環境としては遮蔽した方が、

有効な場合が多いので、それとのバランスが重要になります。



要するに、夏場は部屋を暖めるような直射日光は遮り、

間接的な日光の取り込みを計画できるとよいことになります。


これを簡単に、行うことができるのが庇です。


浜松での太陽高度は真南で夏至の場合78.7°、

冬至は31.9°になりますので、その高度差を利用し、

日差しが低い冬場は直射日光を窓から取り入れ、

夏場は庇を出すことにより、直射日光を遮ります。


昼光利用



庇の出は、窓の高さの0.3倍以上が目安となります。


2mくらいの窓の上に庇を付ける場合は、

60㎝程度の庇を付けることにより、

庇による遮蔽効果が高まります。


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